練習の「あるある」を解決して、上達しようvol.3

ピアノの練習を続けていると、多くの人が陥りがちな「あるある」の対処法をお届けします。

Q  「演奏は心を込めて丁寧に」と言われますが、どう弾けばいいのでしょうか?

A.ピアノを使って曲を弾くということだけで言うと、リズム、拍子、音名を理解されると弾けているのかもしれませんが、同じ曲でも演奏の仕方によって耳に与える心地よさは違います。その違いが「心」や「感情」や「気持ち」といった言葉が入っている演奏との違いです。急に難しく感じてしまいますよね。
例えば「怒り」がテーマの曲を弾くとします。「怒り」だからといって、自分の怒りに任せて鍵盤を叩けば良いわけではなく、どどのような怒りにしたいのかを考えなければなりません。考えがまとまったところで、その怒りの気持ちならフォルテやアクセント、ペダルを使って表現していこう、また心に秘めた怒りを表現したいなら奥深い音と腕の重みを使って演奏していくなど、一言で「怒り」と言っても演奏方法を異なります。その為、どの様な「怒り」にしたいかはご自身の考えと楽曲解析大切です。先生にご自身の表現したいものを相談し、アドバイスを頂いてみましょう。