練習の「あるある」を解決して、上達しようvol.2

ピアノの練習を続けていると、多くの人が陥りがちな「あるある」の対処法をお届けします。

Q   苦手な箇所を抜き出して練習をしてから、通して弾いてもうまく弾けません。どのように練習したらいいですか?

A.まず運指の運び(指使い)が自身の手にあった適切な使い方がされているかを、確認してみましょう。正しくない指使いで弾いていると、いつも同じ個所ばかり間違えてしまう、弾けたり弾けなかったりと正確さにかけるだけでなく、間違った指使いが癖になってしまいと、音色も揃いにくくなります。
苦手な個所は、片手ずつゆっくり楽譜を確認しながら練習することも大切です。それから両手練習に入り合わせる音が合っているかどうかを楽譜を見て確認をします。ポイントは、楽譜を見てゆっくりな速さで曲を通して弾けるようにしてから、メトロノームを使って少しずつ速さを上げていきましょう。このような練習をする前に、リズム打ちなどの練習の下準備も忘れずにしていきましょう。丁寧な練習に時間をかけることが、早く上達できます。